どうも、さいとです。
今回は『流星のロックマン』をクリアしたのでレビューしていきます。
流星のロックマン パーフェクトコレクションに収録された本作。
評判としてはストーリーが良いと聞いておりましたが、遊んでみると戦闘も非常に面白く良い意味で裏切られました。
粗削りな面も確かにありますが、移植される際に追加された機能のおかげで快適にプレイできるように仕上がっております。
ただ、追加機能ではカバーしきれていないと思う点もありました。
そのあたりを踏まえて語っていきます
※下記はクリア時間以外は「流星のロックマン パーフェクトコレクション」の情報になります
| ジャンル | ブラザーアクションRPG |
| 「流星のロックマン1」のクリア時間 | 約20時間 |
| 対応ハード | Nintendo Switch PlayStation 5 PlayStation 4 Xbox Series X/S Xbox One Steam |
| 発売日 | 2026年3月27日 |
| 値段 | 4,990円 |
良かったところ
①絆に真正面から向き合ったストーリー
ストーリーはシリーズの中でも一番評価が高いと聞いていました。
実際、その評判通りとても面白かったです。
まず紹介したいのが、本作のテーマが「絆」であること。
しかし、ただ人との繋がりの素晴らしさを描くだけではなく、絆があるからこそ生まれる痛みや苦しみにも踏み込んでいます。
例えば敵となるFM星人は、心が弱った人間を操ります。

その原因は友達から見捨てられる恐怖や、裏切られた経験から生まれた猜疑心などです。
これらは人と関わるうえで避けられない、人との繋がりがあるからこそ生まれる苦しみです。
また、主人公「星河 スバル」にも注目です。
彼は大切な父親が行方不明になり、その喪失に苦しんでいます。
その結果、大切な人を失う苦しみをもう二度と味わいたくないという思いから、他者と関わらず、絆を結ぶことを拒否し、不登校になっています。

そんな彼が様々な事件に巻き込まれていく中で、再び他者と絆を結び成長していきます。
序盤は消極的な彼にどこかイラつくこともあるかもしれません。
だからこそ、そんな彼が勇気を出して踏み出していく姿には、プレイヤーも彼の成長を応援したくなり、自然と物語へ引き込まれていきます。
以上のような要素から、物語は元が全年齢向けの作品だと考えると少々重め。
しかしその重さは、「絆」というテーマを敵や主人公の成長にまで一貫して落とし込んでいるからこそ。
ゆえに子供だけではなく大人の心にも残るようなストーリーになっています。
②バトルカード収集によるハクスラ的な楽しさのあるバトル
バトルでは、通常攻撃の「ロックバスター」、敵の攻撃を防ぐ「シールド」、そしてフォルダ1からランダムに配られる「バトルカード」を使って戦います。

ロックバスターは攻撃力が心もとないので、
基本的にはバトルカードを中心にした立ち回りになるかと。
また戦闘を有利に進めることができるシステム、強化要素がありますが、それぞれにデメリットや弱点があります。
そのため考えなしにこれを使えばよい、というわけではないほど良いバランスに仕上がっています。
例えば「ウォーロックアタック」を使えば、敵へ一気に接近して攻撃できます。
そのおかげで近距離用カードも活躍します。


ただし、移動を挟むため攻撃までにワンテンポ遅れます。
そのため敵の行動を読んで合わせようとすると、誤って反撃を受けることもあります。
他にも、ロックマンが変身して強化される一方で、弱点属性への警戒が欠かせない「SF(スターフォース)」。
タイミングがシビアだが決まれば大ダメージが期待できる「カウンター」など。
これらのシステムがバトルに達成感や爽快感を与えてくれます。
また、本作には、敵を倒して新しいカードを集めるハクスラ的な楽しさがあります。
具体的には短時間かつ同時撃破などにより、バトル後のリザルト画面で高評価を得るとバトルカードを入手できます。

高評価を取るためには、敵の行動パターンやカウンターのタイミングを覚える必要があります。
また、敵に合わせて弱点属性のバトルカードを採用するなど、フォルダを編集することも重要です。
そして高評価を得て新しいカードを入手したら、それを採用するか考えながらフォルダの調整や強化を行い、さらに高評価を狙って戦います。
この試行錯誤を短いサイクルで繰り返せることが、本作ならではの楽しさです。
また、ゲームを進めて新しいエリアへ進めば、新たな敵やそこでしか手に入らないバトルカードとも出会えます。
そのため、「次はどんなカードが手に入るのか」という期待感もあり、最後まで飽きずに遊ぶモチベーションの1つになっていました。
ネタバレ注意!
バトルカードを全種類集めることはクリア後要素にも関係するので、その点もバトルカードを集めるモチベーションを上げてくれました。
③追加機能による快適なプレイ
本作で追加されたアシスト機能、これのおかげでかなり快適にプレイできました。
できることはバトルから確定で逃げることができたり、バトルの結果で入手できるお金を増やせたり、エンカウント率を操作できたり。
ロックマンを無敵にできたり強化できるなど多彩な機能が用意されています。

自分の活用例を挙げると、敵とエンカウントせずスムーズに移動がしたいときはエンカウント率を下げたり、敵からドロップするバトルカードが欲しいときは逆にエンカウント率を上げることで、遭遇しやすくするといった使い方もしました。
また、確定で逃げられるようにすることで目当ての敵が出なかったり、出現した敵やバトルカードの組み合わせが悪くて戦闘が面倒だと思ったときに、リスクなしで逃げることが可能です。
アシスト機能を使うことで余計な労力を省き、本作を快適にプレイできます。
特に移動やカード集めをする際は恩恵が大きく、快適さを重視する人にはぜひ活用してほしい機能です。
気になったところ
①依頼(サブイベント)の煩雑さ
本作のサブイベントのほとんどが人々から依頼を受けて解決する形式です。
依頼はトランサー2から確認できますが、これが非常に面倒くさいです。
具体的な流れは以下のとおりです。
・電波世界で人々のトランサーを確認し、依頼がないか調べる
・依頼があれば現実世界で本人に話しかける
・依頼内容を満たして依頼人に報告
電波世界でトランサーを確認してから、現実世界で再度依頼人のところに行って話しかけるというのがかなり2度手間に感じます。
また、依頼は同時に2つ以上受けることができません。
そのため、複数の依頼を達成するには、現実世界と電波世界を何度も行き来しなければなりません。
加えて電波世界は道が入り組んでいるため、依頼人の近くに行くのも少々手間がかかります。

まとめると、
・電波世界と現実世界の両方で依頼人のところへ行かなきゃいけない
・電波世界の道は入り組んでいて目的地に向かうのに手間がかかる
・依頼は同時に2つ以上受けられない
これらが合わさってかなり手間がかかり、テンポが悪くなってしまっていると感じました。
基本的に本作は楽しく遊べていたのですが、この依頼についての煩雑さは気になることが多かったです。
せめて依頼を同時に2つ以上受けられれば何度も行き来する必要がなくなり、よりテンポ良く遊べたのではないかと思います。
注意点
①バージョン選びについて
本作はペガサス、レオ、ドラゴンの3つのバージョンがあります。
違いは主に変身による強化内容や、入手できるギガクラスカードなどです。
ストーリーをクリアするだけであれば問題はないです。
ですが、通信対戦で勝敗にこだわるのであれば、バージョンごとの違いが勝敗に影響することもあります。
とはいえ本作の通信対戦を遊ぶ予定がなかったり、後から別のバージョンを遊ぶことに抵抗がなければ、特に気にする必要はありません。
見た目や好きな変身で選んで大丈夫です。
②難易度
本作の難易度は、ストーリーをクリアするだけであればそれほど高くありません。
一方で、クリア後要素まで遊ぶとなると話は別です。
敵が大幅に強化されるため、難易度は一気に上がります。
特にクリア後要素を回収するとなるとボスの強化個体に高評価で勝つ必要がありますが、HPが高いうえに、攻撃の頻度や速度も大幅に上がっています。
行動パターンを理解しても、攻撃を避けられなかったり、防ぎ方をなかなか確立できなかったりすることもありました。
とはいえ、追加されたアシスト機能を使えば難易度は大きく緩和できます。
ロックマンの攻撃力を上げたり、受けるダメージを減らしたりすることが可能なため。
もしアシスト機能に頼らず倒したい場合は、まずはロックマンを無敵状態にして挑み、敵の行動パターンや防ぎ方を覚えることに専念します。
慣れてきたらアシスト機能をOFFにして再挑戦する、といった遊び方もできるため、勝つための試行錯誤はやりやすいです。
追加機能でロックマンをダメージを食らわない、無敵状態にできるためストーリー目的ならそれで何とかできますよ!
まとめ
本作を数行でまとめると絆の様々な面とともに主人公が成長していく姿を見れるストーリー、
敵を効率よく倒すことの追及と自分を強化することを繰り返すハクスラ的な楽しさがあるバトル、
クリア後要素を含めると難易度は少し高めのアクションRPG、となります。
元が20年ほど前のゲームということもあり、快適とは言い難い部分もあります。
しかし、それらの多くは追加されたアシスト機能によってカバーされています。
一方で依頼(サブイベント)などカバーしきれていないところもあり、それでも総合的には快適かつ楽しく遊ぶことができました。
私は前シリーズの『エグゼ』は遊んでいましたが、『流星』は今回が初プレイでした。
実際に遊んでみると、『エグゼ』らしさを感じる部分がありつつも、『流星』ならではの魅力もしっかりありました。
『エグゼ』が好きだった方には、ぜひ遊んでみてほしい作品です。
ただ、追加機能を使わないと快適とは言えない部分も多いです。
追加機能のようなお助け機能を使うのが嫌、抵抗感があるという人にはやりづらくなってしまうでしょう。
以上の点からおすすめできる人、できない人は下記になります。
細かな不便さは残っていますが、それを補って余りあるストーリーとバトルの面白さがありました。
シリーズ未経験者はもちろん、『エグゼ』が好きだった方にもおすすめできる作品です。
以上の批評が皆様の参考になれば幸いでございます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!